借金は返さなきゃあ!

同僚の隆明(仮名)君は、ただいま借金にお悩み中。会社員で給料も30万円以上もらっているのに、なぜか火の車状態なのだ。

手を出した消費者金融も3社あるということで、A社からの借金をB社で借りて返し、B社への返済をC社で借りて払うという自転車操業を繰り返しているのだ。

そんな毎日に疲れたのか、隆明君は「借金を返さないことにした」と宣言してしまった。当然、矢のような催促が消費者金融から入り始め、自宅や会社には何通もの督促状が届き始めた。

見かねた上司が「このままでは仕事に差し障るし、きみの信用問題にもなって来る。借金問題に詳しい司法書士さんを紹介してやるから、相談してみてはどうだ」とアドバイスしてくれたのだ。

司法書士へ相談へ出かけた隆明君。
「借金は返さなきゃいけないと思うけど、もう返済することに疲れたんです。このまま一円も返済せずに済む方法はなにかありませんか?」と質問。

「借金は自己責任。借りたお金は返すのが当然です。事務所としては任意整理を勧めるけど、どうしても返済するのが嫌なら時効の援用を使う手はあるけど」と教えてくれたそう。

ただし、時効には5年間が必要で、隆明君が5年間を逃げつつけるには勤務先を変えなければいけないという。もしもこのまま返済をしない場合、消費者金融は給与の差し押さえをしてくる可能性があるので、その前に会社を移っておくことが必要だという。

いろいろと悩んだ挙げ句、隆明君はこのまま今の会社に勤めることを選び、時効の援用ではなく借金の任意整理を選択したのだ。

「未返済の期間が4年を過ぎていたなら時効を選んだけど、まだ1年くらいしか経っていなくて、あと4年間もの時間を逃げ続ける自信はなかった。やっぱり、借金は返すのが当たり前の姿なんですね」と達観した模様。

これを機に、借金体質から生まれ変わるようにしないとね、隆明君!

消滅時効援用で借金をなかったことにする方法